ステップファミリーとは

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ステップファミリーとは、どのような家族なのでしょうか

最近耳にすることが増えた言葉ですが、その意味や実際の姿については、
まだ十分に知られているとは言えません。

そして、なぜ「難しい」「うまくいかない」と言われることがあるのか。

この記事では、
・ステップファミリーの意味
・ステップファミリーのもつイメージ
・「難しい家族」と言われる理由を整理しながら、
「ステップファミリーは難しい」のではなく「準備とスキルが必要な家族である」
という視点で解説していきます。

私たちの家族が「ステップファミリー」というのに当てはまるのを知らなかったね・・・

人に説明するときは、「子連れで再婚しました」と説明していたから。

そうだよねー。僕なんてその言葉自体はじめて聞いたよ。

「モジャ夫んちはステップファミリーなんだね」って言われても全然ピントこなかった。

ステップファミリーとは血縁関係の無い親子関係を含む家族のこと

ステップファミリーとは、子どもをもつシングルマザーやシングルファザーが、子どもをもたない相手や、子どもをもつ相手と再婚して、築かれた家族のことを指します。

つまり再婚などによって、血縁関係の無い親子関係を含む家族 のことです。

日本では、子連れ結婚・子連れ再婚とも言われています。

ステップファミリーの『ステップ』とは日本語でいう『段階』という意味ではありません。

『ステップ』は『血縁ではない関係で繋がった』といった意味の古英語 steopを語源とします。

ステップというと段差や階段のようなイメージを浮かべ、

ステップファミリーという言葉について、途中の家族、または未完成の家族、のような意味と考えている人も多いかもしれませんね。

ステップファミリーとは、血のつながりではなく、選び、築いてきた家族 のことです。

ステップファミリーという言葉はまだ浸透していない

ステップファミリーという言葉の知名度は高くありません。

私自身も自分がステップファミリーの一員になってから、数年してその言葉を知りました。

日本ではまだ、当事者自身もステップファミリーという言葉を知らず、説明することも難しい状況かもしれません。

最近では、離婚やシングルで子育てすることは珍しくありません。そして、シングルで子育てしながら新しく出会ったパートナーと一緒に生きていくことを選択する人も多いでしょう。

自分たちの家族のことをどのように説明したらいいんだろう、誤解されないように伝えたいのに言葉が見つからない、そのように感じている人も同じように多いのかもしれませんね。

ステップファミリーに対する負のイメージ

ステップファミリーに対するイメージは様々なものがあります。

  1. 本当の親子じゃないから愛情が希薄なのでは
  2. 子どもが可哀想
  3. うまくいかずに結局別れる人が多いのでは

1.本当の親子じゃないから愛情が希薄なのでは

僕の場合は、フクちゃんの一番下の息子が小学生の時に結婚を決めたね。

正直、結婚前は家族としてやっていけるのかとても不安だったよ。

ステップファミリーの場合は、子どもの誕生から一緒に過ごすケースは稀です。

ほとんどの場合は、子どもがある程度大きくなってから一緒に生活を始めることが多いでしょう。

一緒に過ごす、一緒に生きていくことを決心することは容易ではありません。

ただ、血縁が無いとしても、決心した時点で

「大切にしたい」「守りたい」という気持ちが、すぐに生まれることはあります。

それは決して不自然なことではありませんし、
「本当の親子ではないから愛情が持てない」というわけでもありません。

ただ、ステップファミリーの場合、
その継親の気持ちが子どもへそのまま「親子の安心感」や「信頼関係」として伝わるとは限らない
という難しい現実もあります。

2.子どもが可哀想

モジャ夫が結婚を決意してくれた時はとても嬉しかった。

でも、同時に子どもたちに辛い思いは絶対にさせたくないと強くおもったわ。

子どもにとっては、
環境の変化そのものが大きな出来事です。
新しい大人、新しい生活、新しい距離感。
たとえ優しくされていても、すぐに心を預けられるとは限りません。

どのような環境であれ、新しい環境に適応することは一定のストレスを感じます。
そういった側面から考えると、「子どもが可哀想」という言葉が
一部当てはまると感じられる場面があるのも、無理はないのかもしれません。

ただ、ここで立ち止まって考えたいのは、
「可哀想」という言葉が、何を指しているのかという点です。

環境の変化そのものが大変なのであって、
ステップファミリーという家族の形そのものが、
不幸で可哀想だと決まっているわけではありません。

子どもは、変化に弱い存在であると同時に、環境に適応していく力も持っています。

安心できる大人がいること、気持ちを否定されずに受け止めてもらえること、
無理に「家族らしさ」を求められないこと。

こうした関わりが積み重なることで、新しい環境は「不安な場所」から
「自分の居場所」へと変わっていきます。

3.うまくいかずに結局別れる人が多いのでは

日本ではステップファミリーを対象にした大規模な離婚率の統計は、まだ公的には存在していません。
再婚全体の割合が増えていることは厚生労働省のデータなどから確認できますが、ステップファミリーだけを抽出した離婚率を比較する公式な数字は、現時点では出ていないというのが実情です。
これは、ステップファミリーの形態や背景が多様であることや、統計処理の難しさが背景にあります。
そのため「ステップファミリーだから必ず別れる」という断定は、国内のデータでは証明されていない、と言えます。

しかし、海外の研究データでは初婚よりも再婚の方が離婚率が高いと示しているものもあるそうです。

家族の形という点から見ると、ステップファミリーは、初婚家庭と比べて
生活の調整や人間関係の複雑さが大きく、ストレスが生じやすい家族形態であると言われることがあります。

それが結果として、「うまくいかない」「離婚につながりやすい」というイメージにつながっているのかもしれません。

けれど、ここで大切なのは、
家族の形そのものが問題なのではないという視点です。

ステップファミリーには、

といった、特有のストレス要因があるからです。

「ステップファミリーは難しい」ではなく「準備とスキルが必要な家族」

うまくいくかどうかを分けるのは
「ステップファミリーであること」ではなく、
そのストレス要因にどう向き合い、どう扱っていくかなのです。

自分たちに合ったやり方を考えることって、家族の形に関係無く必要なことよね。

ステップファミリーでは、愛情だけで乗り越えようとすると、かえって苦しくなる場面も少なくありません。

気持ちの整理の仕方、距離感の取り方、期待を調整する視点、話し合いの持ち方。

こうした関係を続けていくための準備スキルを身につけることで、
家族は「無理をして頑張る場所」から、
安心して暮らせる場所へと変わっていきます。

ステップファミリーは、努力が必要な家族かもしれません。
けれどそれは、家族としての関わり方を一から丁寧に学び直していく機会が多い、ということでもあります。

自分たちに合ったやり方を考えて選び取っていくこと。その積み重ねが、ステップファミリーでも、穏やかで幸せな暮らしにつながっていくのだと思います。

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